ショック!残酷!切株映画の世界
高橋ヨシキ+DEVILSPRESS MURDER TEAM・編 洋泉社
雑誌「映画秘宝」読者の間でのみ通用する(一般にはまったく浸透していない)“切株映画”という言葉をキーワードに、ホラーからアクションまで、人体破壊描写を含む映画という映画を縦横無尽に論じた評論集。切株映画のルーツを19世紀パリのグラン・ギニョールに求めるのはあまりにありきたりではあるものの、100年以上に及ぶ残酷映画史を俯瞰する概論部分は読み応えがある。反面、各論の部分には目新しさがなく、ちょっともの足りない気が…。「ブラッド・ピーセス」と「地獄のモーテル」のイラストをあしらった表紙のデザイン(よく見るとバンボロのシルエットも)は、さすがは高橋ヨシキ氏という見事な出来栄え。
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