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2008年7月

2008年7月23日 (水)

高額懸賞金付き!未解決凶悪事件ファイル

Book080723 段 勲・著 小学館文庫

ここ10年くらいの未解決凶悪事件をコンパクトにまとめた一冊。書名では“高額懸賞金付き”であることをやけに強調しているが、内容からはそんなやましい狙いは感じられず、むしろ著者の犯人への純粋な憤りが強く感じられる。この本で事件が解決に動くとはとても思えないが、未解決事件が頻発する昨今、このへんで頭の整理をしておくにはちょうどいいかもしれない。それぞれの事件解説の最後に“刑事の見立て”と称して、現役あるいはOBの刑事による犯人像の推理が書かれているが、これが我々素人でも想像できるほどの初級レベル。日本の警察は大丈夫か?

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2008年7月13日 (日)

戦慄!世界の心霊・恐怖画像

Book080713 晋遊社ムック

またまた出ました恐怖画像本。今度のは先に紹介した2冊とかなりネタがかぶってます。それと半分くらいは心霊写真。中には30年以上前に出版された中岡俊哉の『恐怖の心霊写真集』(二見書房)に載っていた古典的作品もちらほら。あまり感心はできない作りだが、いいところもある。立島夕子、ベクシンスキーといった画家を、過去の作品も取り上げてきちんと紹介しているところ。これはネットに流布する“3回見たら死ぬ”などのガセネタを、画像とともにそのまま無断転載して儲ける出版社への批判ととることもできる。

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2008年7月 6日 (日)

明治・大正・昭和・平成 実録 殺人事件がわかる本

Book080706 柳下毅一郎・監修 洋泉社

またまたどこかで聞いたようなタイトルだが、こちらは映画秘宝でおなじみの洋泉社から出たムックで、自称“日本で唯一の本格異常犯罪研究マガジン”。今回は、発生から70周年を迎える“津山30人殺し”を筆頭に、まだ記憶に新しい在米韓国人チョ・スンヒによる“ヴァーニジア工科大銃乱射事件”や、もはや古典になりつつある“コロンバイン高校銃乱射事件”などのいわゆる“スクール・シューティング事件”、つまりモテない男の独善的なルサンチマンが引き起こした大量殺戮事件がテーマだったのだが…あまりに絶妙なタイミングで例の“秋葉原無差別殺傷事件”が起こってしまった! おそらく校了直前だったのだろう、混乱の中で無理やり速報的な頁が割かれているあたりに関係者の苦労が偲ばれる。それとこの事件で影が薄くなってしまったが、江東区美女バラバラ事件の星島某にももっともっとスポットを浴びせるべきだと思う(加藤某よりもこいつの方が殺人者としてははるかに大物だと思うので…)。いずれにしてもこのジャンルはコンビニ系裏モノ出版社が安価でいいものを出しているので、この値段では正直不満が残るが、内容で勝負ということなら、今後の継続刊行に期待したい。

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